Getting Better – The Beatles

SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND, The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1967 Northern Songs Ltd.
 

学校にいると気が狂いそうだった
全然イカしてない教師たちが
僕を抑圧し
振り回し
規則で縛り付けてた

 

ビートルズが1967年にリリースしたアルバムSGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BANDの4曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。

愛犬のマーサと散歩していたポールが春の気持ちよさに”It’s getting better !”と叫んだ。その文節がかつてリンゴ・スター代役としてツアーに同行したジミー・ニコルの口癖”It’s getting better all the time”と重なったのをきっかけにこの曲を作りを始めたのだそうだ。歌詞の中に”It couldn’t get much worse.”という部分があるが、これはジョン・レノンがこの曲の録音時に歌詞を知らずにイメージだけで間違えて歌ったのをポールが面白がって採用したもの。

ベーシックトラックとは別の日に行われたオーバーダブのためのセッションではボーカル録りの必要がないリンゴは家で休んでいたが、ポールが「ドラムを録音しなおすべきだ」と主張したためにリンゴは急遽電話で呼び出される。ポールはリンゴが来るまでの間ジェフ・エメリックらとミキシング作業をしながら何度か聞き返すうちに「やっぱりオリジナルテイクでいいよ」と言い出して、リンゴの家にキャンセル電話を入れるが時既に遅し…。

またジョンはこの日体調が悪く「気分が悪いので休憩したい」と言い出した。ジョージ・マーティンは外の空気を吸わせるのが一番だと思ったがスタジオの周りにはファンがうろついてるので危険と判断してジョンを屋上に連れて行った。しばらくしてポールが「あれ?ジョンは?」と聞くのでマーティンは「屋上だよ」と答えたのだがそれを聞いてポールの血相が変わる。ポールはなぜジョンの体調が悪いかを知っていたからだ。この時、ジョンはLSDのバッド・トリップ真っ最中だったのである。スタジオの屋上は柵も何も設置されていない事を思い出したメンバーは、慌ててジョンを引きずりおろしたそうである。
こんなことがあったのでまた別の日にボーカルセッションをやり直してリダクション。最後にリンゴのボンゴを録音して完成した。

…とまぁタイトルに反して散々なエピソードがまとわりついている曲である。


John Lennon (1980)
It is a diary form of writing. All that ‘I used to be cruel to my woman, I beat her and kept her apart from the things that she loved’ was me. I used to be cruel to my woman, and physically… any woman. I was a hitter. I couldn’t express myself and I hit. I fought men and I hit women. That is why I am always on about peace, you see. It is the most violent people who go for love and peace. Everything’s the opposite. But I sincerely believe in love and peace. I am a violent man who has learned not to be violent and regrets his violence. I will have to be a lot older before I can face in public how I treated women as a youngster.
 
日記形式だね。「僕は彼女に酷い仕打ちをした。彼女を殴りつけ、彼女の大事にしていたものを彼女から遠ざけた」という部分は僕が書いた。僕は女性には…どんな女性に対しても非情だったんだ。暴力も振るった。うまく説明できないと手が出てしまう。男性であることを忘れて女性を殴ってしまう。僕がいつも平和について考えるようになったのはそれが原因なんだ。「愛と平和」を訴える最も残酷な人間なのさ。物事にはなんでも両側面がある。でも「愛と平和」については純なものだって信じてる。僕は暴力的なものを捨て去ることを知らなかった男だ。女性は子供と同じように慈しむべきだと知るまでには歳を重ねなければならなかったんだ。

Paul McCartney (1984)
Wrote that at my house in St. John’s Wood. All I remember is that I said, ‘It’s getting better all the time’, and John contributed the legendary line ‘It couldn’t get much worse.’ Which I thought was very good. Against the spirit of that song, which was all super-optimistic… then there’s that lovely little sardonic line. Typical John.
 
セイントジョンズウッドの僕の家で書いた。覚えてることといえば僕が「どんどん良くなる」と言ったのに応えてジョンが「これ以上悪くなることはない」っていう伝説的な詩を返してきたことさ。とてもいいフレーズだと思ったよ。どこまでも楽観的…っていう曲のテーマには反してるんだけど、ちょっと皮肉ってる感じがね、いかにもジョンらしくてさ。

My Recording Data

Environment

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.2.4
Audio I/FRoland UA-55
 

Tr.1 :: Drums

  • KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter

 

Tr.2 :: Bass

  • Rickenbacker 4001 C64 (mix – full)
  • Guitar Rig > Compressor

 

Tr.3 :: E.Guitar 1

  • Epiphone Elitist CASINO (rear – full)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Exciter > Compressor
  • コードカッティング

 

Tr.4 :: E.Guitar 2

  • FGN NCST-10R (rear)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Exciter > Compressor

 

Tr.5 :: Pianet

  • KONTAKT 5 – SCARBEE CLAVINET / PIANET
  • Amp > Channel EQ > Compressor

 

Tr.6 :: Piano

  • exs24 – Steinway Grand Piano
  • Channel EQ > Exciter > Space D

 

Tr.7 :: Tambura

  • KONTAKT 5 – Sitar Nation
  • Channel EQ > Compressor > Space D

 

Tr.8 :: Bongo

  • exs24 – Percussion Kit
  • Compressor > Channel EQ

 


History

2016.10.16: version 2.1
2012.01.26: version 2.0
2003.04.02: version 1.0

Diary

 


Sources