(Just like) Starting Over – John Lennon

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composed by John Lennon ©1980 Lenono Music Ltd.

僕らは人生を共に歩んできた
それはとても大切な時間
そして僕らは成長した
成長してもなお
僕らの愛は特別なものだけど
思い切って飛び立ってみよう
どこか別の場所へ
ふたりだけで

ずいぶん時間がかかってしまった
誰のせいでもない
時が経つのはとても早いものだから
でも君といると
また恋に落ちていくようだ
まるでこれから始まるかのように

毎日必死に愛し合ってきたけど
これからは自然体で愛を育もう
今こそ翼を広げて飛び立つ時
ありきたりな日常に溺れないように
愛しい人よ
生まれたばかりのような気持ちで

ふたりで飛び立とう
はるか遠くまで旅するんだ
どこまでもふたりだけで
出逢った頃のように

とても長い時間が経ってしまった
誰のせいでもない
時はあっという間に過ぎ去っていくものさ
でも君と一緒にいるとき
いつも新しい恋が生まれるんだ
ふたりが出逢った頃と同じように

僕らは人生を共に歩んできた
それはとても大切な時間
そして僕らは成長した
成長してもなお
僕らの愛は特別なものだけど
思い切って飛び立ってみよう
どこか遠くへ…

ジョン・レノンが1980年10月にリリースしたシングルのA面 (B面はオノ・ヨーコの「キス・キス・キス」)。同年11月発売のアルバム「ダブル・ファンタジー」の1曲目にも収録されている。もともとは"Starting Over"というタイトルだったが、タミー・ワイネットの同名のカントリー・ナンバーがヒットしていたため急遽(Just like)が付け足された。

「1950年代のロックンロールを1980年代風にアプローチした曲」ジョンはPLAYBOY誌のインタビューでそう語っていた。

1974年のアルバム「心の壁、愛の橋 (THE WALLS AND BRIDGES)」を最後に息子ショーンの育児に専念するため音楽活動を休止していたジョンが80年代の幕開けとともに再び音楽の世界に戻ってきた。充電期間を経た彼の精神的な充足ぶりはアルバム「ダブル・ファンタジー」に収録された曲を聴くとよくわかる。しかしアルバムの発売からわずか3週間ほど後、ジョンは自宅前で「熱狂的ファン」を自称するマーク・チャップマンによって射殺された。

故にこの曲はジョンの生前最後のシングル盤となってしまった。

基本的には彼の妻であり人生のパートナーであるオノ・ヨーコへ向けたメッセージソングだが、"It’s time to spread our wings and fly. Don’t let another day go by, my love. It’ll be just like starting over"の部分では集中的にポール・マッカートニーに関連する言葉(WINGSは当時のポールのバンド名、Another DayとMy Loveはポールのシングル盤のタイトル)を散りばめている。ジョンが無意識にこれだけの言葉を並べるわけがない。「共に飛び立つ」パートナーとしてポールのことも大いに念頭に置いて書いたのかもしれない。

My Recording Data

Environment

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.3.2
Audio I/FNative Instruments KOMPLETE Audio 6

Tr.1 :: Drums

  • KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
 

 

Tr.2 :: Piano

  • exs24 – Steinway Grand Piano
  • Channel EQ > Exciter > Compressor
 

 

Tr.3 :: Bass

  • FGN NCJB-10R (all-1/2)
  • Guitar Rig > Compressor
 

 

Tr.4 :: A.Guitar

  • Headway HD-113 SE/STD
  • Channel EQ > Compressor > Limiter > ADT
 

 

Tr.5 :: E.Guitar 1

  • FGN NCST-10R (rear)
  • Amp > Channel EQ > Compressor
 

 

Tr.6 :: E.Guitar 2

  • Gibson Standard Historic 1958 Les Paul (rhythm – full)
  • Amp > Channel EQ > Exciter > Compressor > ADT
 

 

Tr.7-11 :: Chorus

  • KONTAKT 5 – chorus [a] [i] [u] [e] [o]
  • Channel EQ > Compressor >: Flanger > Tremolo
 

 

Tr.12 :: SE

  • Vocal Transfer > Channel EQ > Flanger > Exciter > Space D
 

 

Tr.13,14 :: Vocal

  • Channel EQ > Compressor > Limiter > Tape Delay > Space D
 

 

History

2020.12.09: version 2.0.1 (ビデオのみ差し替え)
2017.07.22: version 2.0
2006.03.05: version 1.0

Diary

Source