I’m A Loser – The Beatles

BEATLES FOR SALE,The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1964 Northern Songs Ltd.
 

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1964 Northern Songs Ltd.

僕は負け犬
僕は敗北者
そうじゃないふりをしてるけど

いろんな恋をしてきたけど
この恋だけはするべきじゃなかった
彼女は百万人にひとりの娘
彼女には勝てっこないって知るべきだった

僕は負け犬だ
大切な人を失ってしまった
僕は敗北者
そうじゃないふりをしてるけど

道化師みたいに笑ってみせるけど
仮面の下は仏頂面さ
僕の涙は降り続ける雨のよう
彼女のための涙か
それとも自分自身を哀れんでか

僕は負け犬だ
大切な人を失ってしまった
僕は敗北者
そうじゃないふりをしてるけど

なぜこんな仕打ちを受けるんだ
もっと早く諦めるべきだったのか
まさに驕れる者久しからず
これを聞けば君はこんな思いをしないだろうさ

僕は負け犬だ
大切な人を失ってしまった
僕は敗北者
そうじゃないふりをしてるけど

ビートルズが1964年にリリースしたアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の2曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはジョン・レノンの作品である。

全米ツアー中に親交を深めたボブ・ディランを意識して書かれた曲で曲調がフォーク・ロックになっており、特にハーモニカサウンドと歌詞にディランの影響が色濃く出ている。 ディランにドラッグを勧められて経験して以降ビートルズは内省的な歌詞を作り出すようになる。
ジョンは後にこの曲の歌詞について「ぼくの一部は自分が負け犬じゃないかと思っている。でもほかの一部では、全能の神だと思っている」とその背景を説明しており、彼自身非常に思い入れの強い曲であるとも述べている。

That’s me in my Dylan period. Part of me suspects I’m a loser, and part of me thinks I’m God almighty.(laughs)

ディランに影響されてた時期の曲だね。一方の僕は自分を負け犬だと思っていて、もう一方の僕は自分は天下無敵だと思ってた(笑)。

ジョン・レノン(1980)

We used to listen to alot of country and western songs and they were all about sadness and 'I lost my truck’ so it was quite acceptable to sing 'I’m a loser.’ You really didn’t think about it at the time, it’s only later you’d think, God! That was pretty brave of John. 'I’m a Loser’ was very much John’s song and there may have been a dabble or two from me.

僕らはカントリー・アンド・ウェスタンの曲をよく聴いてたよ。だいたいが「俺はトラックをなくしちまった」みたいな悲壮なもんさ。だから「僕は負け犬」と歌うことに別に抵抗はなかった。その時は気付かなかっただろうけど後になってわかるのさ。神よ!ジョンの勇気を讃え給え!「アイム・ア・ルーザー」は実にジョンらしい曲だよ。

ポール・マッカートニー(1994)

Environment

Music Score

History

2023.02.23: version 2.2
2015.11.30: version 2.1
2011.03.23: version 2.0
2002.08.31: version 1.0

Diary


 

Sources