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STAR WARS – The Force Awakens 【スター・ウォーズ フォースの覚醒】

よもやま話, 映画の話

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作られないはずだった物語

まさかまさかのシリーズ第7作がいよいよ公開!
これでまた数年スター・ウォーズを楽しめると思うと幸せでならない。

思い返せば1983年。
中学2年の夏休みに観に行った「スター・ウォーズ ジェダイの復讐 (STAR WARS episode VI Return of the Jedi)」のパンフレットに

『これまでの3部作(エピソード4~6)に引き続き、まずそれ以前の物語としてエピソード1~3を、その後「ジェダイの復讐」以降のエピソード7~9が製作される予定』

と書かれていたのを読んでとにかく楽しみで楽しみでこれ見終わるまでは絶対に死ねないと思っていた。

ところがそれ以降待てど暮らせど「新作」の情報が入ってこない。
ようやく「スター・ウォーズ ファントム・メナス(STAR WARS episode I Phantom Menace)」が公開されたのはの1999年。「ジェダイの復讐 (この頃『ジェダイの帰還』という邦題に変更された)」から16年待たされた。
さらに公開と同時にジョージ・ルーカスは「エピソード7~9は製作しない」というコメントを出していた。
だから2005年に「スター・ウォーズ シスの復讐 (STAR WARS episode III Revenge of the Sith)」が公開された時は、ワクワクと同時にこれでもう劇場版のスター・ウォーズは最後なんだ…と寂しい気持ちになったものだ。

2012年。
ジョージ・ルーカスの引退、そしてルーカス・フィルムがディズニーに売却されたというニュースと同時に「エピソード7製作決定!」というニュースが飛び込んできた。
 

スター・ウォーズと呼べるのだろうか

完全に諦めていたエピソード7…またあの世界に戻れるんだ。
嬉しい半面、ちょっと心配なこともあった。

まずジョージ・ルーカスの引退。
引退するということは新作の製作には関わらないということか。
ジョージ・ルーカスが関与しないスター・ウォーズ…大丈夫なんだろうか?

2つ目の心配は、20世紀フォックスが配給しないということ。
これは何を意味するかというと、映画の冒頭にもうあのファンファーレを聞くことができない、ということだ。
映画のテーマ曲「スター・ウォーズのテーマ」は今や知らぬ人はいないであろう名曲中の名曲だが、僕にとってあの曲は「20世紀フォックスのファンファーレ」と分離不可能。
20世紀フォックスのロゴとファンファーレからLucas Film Limitedの文字。静寂の中で映しだされる”A long time ago in a galaxy far, far away”の水色文字。そしてテーマ曲と同時に黄色のタイトルロゴが星の彼方に消えていく…。1977年(日本では1978年)の劇場第一作から変わらぬこの「お決まりの流れ」が無くなってしまうのだ。
代わりにシンデレラ城とディズニーのロゴ、そして「星に願いを」…これをスター・ウォーズと呼んでいいのだろうか?

3つ目の心配はストーリーそのもの。
エピソード1~3は後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの物語であることは必然だった。
いかにしてアナキンが拾われ、最強のジェダイに成長し、そして凋落していったのか。
師匠であるオビ=ワンとの最後の「火山の戦い」。その戦いに敗れ、身を焼かれてあの黒い甲冑をまといダース・ベイダーになる。
共和国の崩壊と、帝国の誕生。物語の展開は公開前から決まっていた。

しかしこれからの3部作は違う。
ダース・ベイダーも、オビ=ワンも、ヨーダも、皇帝パルパティーンもいない。
ルーク・スカイウォーカーが唯一のジェダイ。
帝国は滅び、共和国は復活した。
銀河に巨大な敵はいなくなったのだ。
この状態でどんなストーリーを展開させるつもりなんだろう。
全くわからない。
まさかドナルドダックが新たな悪役に…。
 

ディズニーの宣伝攻勢

ディズニーはとにかく宣伝が過大だ。
どんな映画でも大々的にプロモーションをかけて公開前にこれでもかっていうくらい世間に露出する。
タイアップも半端ない。
ジョージ・ルーカスも物販には熱心でこれまでもそれなりにタイアップはあった。ペプシとか。
でも今回はもう過去の比ではない。
メディアはもちろん、飲料、食品、家電、飛行機までも。
ありとあらゆるところにスター・ウォーズがある。
コンビニ入るとスター・ウォーズだらけだ。
これまではこんなことはなかった。さすがディズニー。

でもできるだけ無垢な状態で観たかったので、意識的に情報をシャットアウトしてた。
見たのはポスターと予告編くらい。

で、このポスターを見て、ちょっと「あれ?」と思ったことがある。

今回は旧3部作、エピソード4~6の主要キャラ3人が再登場する。
ハン・ソロ、レイア・オーガナ、そしてルーク・スカイウォーカー。
でもこのポスターにルークがいない。
サブタイトルが「フォースの覚醒」である以上、唯一生き残ったジェダイであるルークが物語に出てこないわけがない。
予告編には彼の手と思しきものがR2-D2に触れる場面もある。
宇宙でただひとりのフォースの伝道師としてルークは最重要人物のはずだ。
それなのに、ポスターに彼の姿が見当たらないのだ。

なにかある。
そう思わずにはいられなかった。
 

ディズニーの英断

心配だったオープニング。
さすがに20世紀フォックスのロゴとファンファーレはなかった。
しかしディズニーのロゴと星に願いをもなかった。
無音のなか映しだされるいつもの”Lucas Film Limited”の文字。
そしてテーマ曲。

自然だ。

聞けば「映画の雰囲気を損なわないために」という理由でディズニーがカンパニーロゴの表示をしないという決断をしたんだそうだ。
この英断には大拍手を贈りたい。

それと開始早々好印象だったのが字幕のフォント。
最近の丸ゴシックのイタリックではなく昔の映画風のフォントだった。
ちょっと読みにくいんだけど、そこがまたいいんだよ。
 

(これ以降ストーリーのネタバレをガンガン書くので知りたくない人はここまでにしておいて)

 

新たな敵

時代設定は『ジェダイの帰還』で描かれたエンドアの戦いから30年後の世界。
皇帝の死とデススターの破壊で帝国の息の根は止まった…というわけではなかったようだ。
最高指導者と最強の要塞を失っても帝国の残党の勢力はまだまだ強大。まぁあれほど巨大な「銀河帝国」がひとりの指導者とひとつの要塞の喪失で崩壊してしまうほど脆弱なわけがない、ということか。

帝国側は「スノーク(今回から登場する新キャラ)」という最高指導者のもとで新たに立ち上がった「ファーストオーダー」という体制を打ちたて、共和国との対峙を続けていた。

一方で共和国の側に立ち、ファーストオーダーと戦っているのは「レジスタンス」と呼ばれる組織。指導者はレイア・オーガナ・ソロ。
もともと反乱軍の指導者で、デススターを破壊したヤビンの戦いとエンドアの戦いの最大の功績者のひとりである彼女だが、新共和国が立ち上がっても政治の世界ではなく相変わらず戦いの場に身を置いている。年齢考えたらなかなかキツいと思うんだが…レイアらしいといえばレイアらしい。

しかしレイアと一緒のはずのハン・ソロはこのレジスタンスにはいない。
彼はレイアを意識的に避け、相棒のチューバッカと共に再び密輸業のような怪しい世界で生き始めた。ハンがレイアを避けるのは、彼らの息子にまつわることが原因らしい。

彼らには「ベン」という名の息子がいる。
スカイウォーカーの血を引くレイアの息子であるベンは当然強いフォースを持っており、最初はレイアの兄で唯一のジェダイ継承者であるルーク・スカイウォーカーのもとで修行をしていた。しかし何故か暗黒面に魅了され「カイロ・レン」と名乗るダーク・ジェダイになってしまう。祖父のダース・ベイダーを崇拝する彼は漆黒の衣服にマスクを被り声もフィルターを通したようなものになっているが、ベイダーのように大きな負傷をしているわけではない。劇中マスクを外すシーンが何度かあるが、ごく普通の青年だ。オビ=ワンとの戦いで死に至る傷を負ったベイダーは生命維持装置としてあのマスクと甲冑を必要としたが、カイロの場合は単なる「衣装」でしかない。
彼はファーストオーダーの最高指導者スノークに見い出されてダーク・ジェダイとしての修行をし、スノークの側近として働いている。
ダーク・ジェダイの師となれるスノークの生い立ちや、フォースを身に着けた経緯は明らかにされていない。
劇中に登場するスノークのホログラムはカイロや他の人間に比べるとかなり巨大なのでとんでもない巨人なのかとも思ったのだが、考えてみれば「帝国の逆襲」で初めて登場した皇帝パルパティーンのホログラムもダース・ベイダーに比べると巨大だった。だから大きさはわからない。

スノーク、カイロ・レンの「ファーストオーダー」 vs レイア率いる「レジスタンス」

これが今回の戦いの図式だ。
 

旧作のキャラとメカに心躍る

冒頭からスター・デストロイヤー、TIEファイターという旧作のメカがまさにあの雰囲気のままちょっとだけバージョンアップした感じで登場する。スター・デストロイヤーはほんとにでかい。これだけの巨大な軍艦をポンポン製造できる帝国の凄さに驚愕せずにはいられない。
砂漠の惑星に墜落したスター・デストロイヤーが映されるシーンもあった。旧戦争時代のものだろうか。人や風景に対比させるとあの戦艦の異様さがよくわかる。印象的な場面だった。
ストームトルーパーもちょっと洗練されたコスチュームになってる。でも隊長は相変わらずオレンジの肩パッドつけてるし。わかりやすい。

一方反乱軍側のメカで最初に登場したのはミレニアム・ファルコン!
エピソード1~3では表立っての登場機会が無かったので本当に久し振りに大画面で観るファルコン号。
今作でも登場シーンから「ボロ船」扱いのファルコンで笑ってしまったが、こいつが飛んでるのを見てるだけでワクワクする。しかもいきなりアステロイドフィールドや第2デススターの場面を思い出させるような超絶アクロバット飛行!銃座も登場しターゲット画面は昔のまま。
その後Xウィングも登場。TIEファイターとの戦闘シーンはこれまた昔を思い出す。
「ファントム・メナス」~「シスの復讐」では戦闘機のデザインはかなり洗練されたものだった。「シスの復讐」になってようやく登場したXウィングっぽいものもTIEファイターっぽいものも「もどき」。デザインはいまひとつで正直あまり印象に残っていない。
やっぱスター・ウォーズの空中戦はこれでないと。

そしてなんといってルーク、レイア、ハンの3人。

最初にスクリーンに戻ってきたのはハンだった。
再びファルコン号を操り、危険に身を投じていくハン。
今作、3人の中でもっとも活躍していたのは間違いなく彼だった。
歳はとったが、相変わらずアブナイ男だ。カッコいい。
ただ今回のハンは一匹狼的な雰囲気だった旧作と違い、主人公たちを導くという役割も担っていた。
ルークを宇宙へと導いた「新たなる希望」のオビ=ワンのような存在のように思えた。
そしてあの時のオビ=ワンと同じく、主人公たちの前で命を落とすことになってしまった。

レイアはレジスタンスの将軍として貫禄たっぷり。
まぁ彼女は元々貫禄があったか。
決断が早く、凛としていて、ハンや3POに悪態をつくのは旧作のまま。
しかし最後、失意の主人公を抱きしめるシーンで滲み出ていた優しさは旧作ではあまり見られなかった表情だった。

ルークは最後の最後でようやく登場した。
ジェダイのフードを纏い、絶壁に立っているルーク。
台詞は一切ない。
でも振り返ってフードを取った時、当たり前なんだけど、そこにいたのは紛れも無くルーク・スカイウォーカーだった。
タトゥイーンで最高のパイロットと言われ、オビ=ワンに導かれて故郷を離れ、ヨーダの元でジェダイの修行を積み、自分の敵が父親だと知らされ、その父をライトサイドに戻したあのルーク・スカイウォーカー。
すっかり年老いた彼は、物悲しいような、困惑したような表情でそこに立っていた。
彼に一体何があったんだろう。
 

フォースの覚醒

レジスタンス側の主要キャラクターは3人。

砂漠の惑星ジャクーに住む少女、レイ
ストームトルーパーの脱走兵、フィン
レジスタンス最高のパイロット、ポー・ダメロン。

レジスタンスの将軍レイアは、ファーストオーダーと戦うために兄ルーク・スカイウォーカーの力を必要としていた。ところが当のルークは随分前から行方不明。弟子だったベンが暗黒面に落ちたことに責任を感じてのことだとレイアは推測するが、本当の理由はわからない。

レイアは最も信頼するパイロットのポーにルークの探索を依頼。
彼は砂漠の惑星ジャクーで、老人からルークの居場所を示した断片的な地図「ルークの地図」を手に入れた。レイアのもとに届けようとするポーにファーストオーダーの追手が迫る。彼は地図をアストロメク・ドロイドのBB-8に託して逃がすことに成功したものの、自らはファーストオーダーに囚えられてしまった。

フィンは子供の頃にファーストオーダーさらわれ、ストームトルーパーとして殺戮教育を受けて育った。
しかし彼はファーストオーダーの残忍なやり口を常々疑問に感じていた。
地図を奪うべくポーを追う作戦の最中に村の人を無慈悲に皆殺しにするトルーパーを見て彼は隊を離れることを決意する。
囚えられていたポーを助けTIEファイターに乗り込んで基地から逃走に成功するも、BB-8の回収に向かったジャクーの上空で撃墜されてしまう。
気付いた時、ポーの姿はなかった。彼はTIEファイターの残骸からポーのジャケットを引っ張りだしそれを羽織る。
ポーの言葉を頼りに、彼はBB-8を探すべく集落へと向かった。

「ルークの地図」を託されたBB-8は、砂漠で部品回収のクリーチャーに捕まりかけていたところを廃品回収で生計を立てている少女レイに助けられる。
行きつけのジャンク屋の店主は彼女について歩くこのアストロメク・ドロイドに興味津々。高値で買い取ると申し出たが彼女は「売り物じゃないから」と断った。
ならば力ずくで奪おうを暴漢を差し向けられたが、彼女は見事な戦闘能力を発揮してこの暴漢を撃退してしまう。

BB-8を探しに来たフィンと出会い、ほどなくファーストオーダーにも発見され、逃走を余儀なくされる。彼女が乗り込んだのはジャンク屋の店主がどこかから買い込んだ盗品のオンボロ宇宙船…ミレニアム・ファルコンだった。
コクピットに座ったレイは人並み外れた操縦技術を駆使してTIEファイターの猛追を振り払い、宇宙へと飛び立つ。

ハン・ソロと出会い、ファーストオーダーとの戦いに巻き込まれていく中で彼女の中に眠る力が目覚めていく。
物語の主人公は「レイ」。「フォースの覚醒」というタイトルは、彼女の覚醒を指すものだ。

BB-8をレジスタンスに届けるべく、ハンはレイとフィンを従えてマズ・カナタの酒場へ向かう。ファルコン号のような旧式の船はその波動で居場所を容易に感知されてしまう。隠密に事を運ぶためには新しい船が必要で、それをマズ・カナタから借りようとしたのだ。

この「酒場」のシーンが「新たなる希望」のモス・アイズリーの酒場のシーンを髣髴とさせる。明らかに狙ったものだ。ちょっとわざとらしい演出ではあるが、オールドファン向けのうれしいサービスカットでもある。

ここでレイが「力」に覚醒するきっかけとなる重要な出来事が起こる。

マズの酒場の地下から少女の叫び声が聞こえる。
その声に導かれるようにレイが入った小部屋にが大きめの木箱が置いてあった。
箱を開くレイ。
その瞬間、走馬灯のように幾つかの場面が頭をよぎる。
裏切り、別れ、悲しみ。
自分は砂漠の星で家族と別れた。
その家族が戻ってくるのをあの星で待ち続けなければならない。

ほどなく走馬灯は消える。と同時に、箱の中の物が彼女の目に入った。
1本の銀色の筒状の物体。

ルーク・スカイウォーカーのライトセイバー。

マズは何かを知っているかように、そしてこうなるのが当然だというようにそのセイバーをレイに託そうとする。
しかしレイはそれを拒否した。

ジャクーでフィンに会って「俺はレジスタンスだ」という彼の言葉を聞いた時、レイの表情はワクワクしているよう見えた。
フィンを助ける時に見せた戦闘能力や操縦能力、天性のものもあるだろうが彼女なりに訓練をしてきたのかもしれない。
いつかこの砂漠の星を飛び出すために。
心の底では冒険を欲していたように思える。
しかし「ジャクーで家族を待たなければならない」という思いが彼女の冒険心に蓋をする。

タトゥイーンでC-3POから「反乱軍」という言葉を聞いて胸を躍らせた青年。
いつか宇宙に飛び出したいと操縦の腕を磨いて一流のパイロットになった青年。
しかし「叔父の農場を手伝わなければ」と自らの冒険心を抑えてきた青年。
若き日のルーク・スカイウォーカーとレイの境遇は驚くほど一致している。

そしてルークがそうであったのと同じように、レイにも強いフォースが…。
 

暗黒面のフォースの覚醒

暗黒騎士として新たに登場するカイロ・レン。先述の通り彼はハンとレイアの息子、ベン・ソロである。
フォースの暗黒面の力を駆使しているものの、まだまだ不安定だ。
怒りに任せて物に当たり散らしたかと思えば、急に弱気になって泣き出したりもする。
暗黒面を強くしたいと思う反面、自分の中にある「光」をイヤというほど自覚している。
それを自分の弱さとして恥じ、苛立つ彼は暗黒騎士としてはまだまだ半人前未満だ。
過去登場したシスは冷酷であったが同時に非常に冷静だった。
しかしカイロは違う。情緒不安定も甚だしい。

そんな彼を連れ戻そうとする父・ハン。
ハンの前でマスクを取り、「寂しかった」と涙ぐむカイロは「ベン」に戻りかけていた。
暗黒騎士の象徴であるライトセイバーをハンに渡そうとしたその時、彼の中ではベンとカイロが葛藤していた。
次の瞬間、辛うじて勝ったのは「カイロ」の方だった。
そして自らの内なる光を消すために最も手っ取り早く効果的な方法を取った。
カイロはライトセイバーを点灯させ、目の前の父親を殺した。
そうすることで暗黒面を強くできると思った。

しかしそう簡単に暗黒面を極めることはできない。
物語の終盤でライトセイバーを握るレンと対峙した彼は最初の方こそ優位だったがレイが覚醒を始めたと知るやいなや急に弱気になり、実質的に敗北した。

父を殺して冷酷を装っても、彼の中にはまだ迷いがある。
 

3人の主人公

「主要キャラクター3人」というのはこれまでのシリーズでは鉄板の設定だった。

「新たなる希望」~「ジェダイの帰還」ではルーク、レイア、ハン。
「ファントム・メナス」~「シスの復讐」ではアナキン、オビ=ワン、パドメ。
いずれも初作から3人全てが絡み合っていた。

しかし今回はちょっと様子が違う。

レイとフィン、フィンとポーはストーリー上絡んでいる。
しかしレイとポーはまったく絡んでいない。

前項で「レジスタンス側の主要キャラクター3人」と書いたが、主人公であるレイと全く絡んでいないという理由でポーはちょっと弱いのだ。
ここが引っかかるところではある。
ひょっとしたらカイロ・レンがここに入ってくるのか?という考えも頭をよぎったり。
まだよくわからない。
 

ここがよかった!

  • 基本的に後述の「ここがイマイチ」以外は全部良かった。
  • オープニングのディズニーロゴがカットされて、過去作の雰囲気を最低限踏襲できていた。
  • ルーク、レイア、ハン、ファルコン、スター・デストロイヤー、TIEファイター等々懐かしのキャラメカを久しぶりに大画面で見れた。
  • 音楽がジョン・ウィリアムズだった。
  • 字幕が戸田奈津子じゃなかった。
  • ハンの”I have a bad feeling about this”が聞けた。

 

ここがイマイチ…

  • 「砂漠の惑星」といえばタトゥイーン。何故今回わざわざ似たような設定で別の惑星を持ちだしたんだろう?最初混乱した。
  • 残忍な場面が多い。結果「シスの復讐」同様にPG13指定になったが、戦争映画でありながら残酷なシーンを極力避けるのが「スター・ウォーズ」だと思っていた僕にとっては残念な演出が多かった。光や音や急な場面転換で観客を驚かせる手法は効果的だが安直だ。
  • ライトセイバーの殺陣がやや迫力を欠いていた。まだ未熟だから、ということなのかな?
  • ライトセイバーはいつから「主人を選ぶ」という主体性をもつようになったのか。ハリー・ポッターの杖じゃあるまいし…。
  • ウィット、というか、息抜きでニヤリとできるシーンが少なかった。
  • 「スノーク」と聞くとどうしても「ノンノン」が浮かんでしまう。

 

疑問

  • ベン・ソロはどうして暗黒面に落ち、カイロ・レンとなったのか。ルーク、レイア、ハンとの間に何があったのか。
  • カイロ・レンが属しているとされる「レン騎士団」とはどのような所以、目的を持つ集団なのか。
  • レイの家族とは誰なのか。ルークが父親だとしたら母親は?
  • スノークはシスの暗黒卿なのか。
  • ルークのライトセイバーはどのようにしてレイに呼びかけたのか。
  • ルークのライトセイバーはアナキンから引き継ぎ、ベスピンで落としたあのライトセイバーに見えた。誰がどうして回収したのか。
  • マズ・カナタはなぜルークのライトセイバーを持っていたのか。
  • R2-D2が突如としてスリープモードから復帰したのは何故か。
  • R2-D2はどのようにしてルークの地図を埋め込む地図を手に入れたのか。
  • ストームトルーパーはジャンゴ・フェットのクローンだった。フィンとの関わりは?
  • フィンの生い立ちは?ただの身寄りの無い青年なのか?それとも過去の登場人物との関連があるのか?
  • ジャクー上空で撃墜されたポーは誰に助けられたのか。
  • C-3POの左腕はなぜ赤いパーツに置き換えられたのか。
  • ラストでレイを見つめるレイアの目は彼女を昔から知っているようにも見えた。レイアとレイには何らかの繋がりがあるのか。