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宅録ビートルズ・2周目 – SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND総括

宅録日記

 
2012年1月9日に着手して3月28日に完成。
日数計算上は80日だが宅録日記ナンバーは098~114なので録音に要した日数は17日ってことになってるけどこの時期の日記はまとめ書きしてるので実際はもっとかかってたはず。
2016年10月~2017年1月、動画製作のついでに12日間リミックス作業(一部パートの再録音を含む)をした。

仕上がったので、振り返り。
 

増えるトラック数


最初から最後まで豪華な曲揃い。もはやライブ演奏を前提とした曲は皆無でスタジオでの編集は当たり前。ギターを何本も重ねたり、オーケストラを使ったり、効果音を入れたり、やりたい放題である。演奏そのものの難易度はたいしたことないのだがこの「編集」の再現が厄介。特に効果音の類は似せて作ることが難しい。
2011年に2周目をやりつつtwitterとかに投稿していたらとある人から「プレゼントです」と1つのzipファイルが送られてきた。
開いてみると…そこには信じられないものが。
ペパーのオープニングの効果音、ミスター・カイトのスチームオルガンの切り貼り、グッドモーニングの動物の鳴き声といった効果音の他に、各楽器の個別トラックまであった。
なにこれ???
どうやらスタジオから流出した音源らしい。ネット界隈では知る人ぞ知るみたいなブツなんだそうだ。
ありがたく使わせてもらうことにした。
 

Alvarortega


スペインのCGアーティスト・Alvarortega氏(僕は勝手に『アル』って呼んでる) 。
CGアニメで素晴らしい動画を作っている。漫画家でもある彼のユーモアたっぷりのスクリプトも作品の魅力のひとつ。
そんな彼からレボリューションでコラボのオファーが来た時にはそりゃ嬉しかった。
僕がこのアルバムを始める前までに作ってきたビートルズ動画(彼らの活動中の公式発表曲)はあしかけ3年で189本。しかし部屋撮りだからどうしても似た画面構成になってしまう。途中でキーイングの手法を覚えてマンネリ化によるネタ切れは一時回避できたが、それでもこれだけの本数を作っているとやはり差をつけるのは難しくなってくる。前作リボルバーはかなり苦しかった。目先を変えるためにフリー素材に手を出したりもした。でもそろそろ限界だ。サージェント・ペパーはサイケムーブメントの絶頂期の作品。視覚的にも刺激のある新しいものを作りたい。でもどうしたらいいんだろう…。
そんな悩みを持っていた僕にとってアルの作品は衝撃的だった。そして猛烈に憧れた。
こんな動画を作ってみたい。
 

ベクターアートとの融合


アルみたいな画を作るにはドロー系のソフトが必要だ。
Macでドロー系といえばもちろんイラストレーター。でももう何年も使ってないし、今のマシンには入れてない。買うと高い。で、イラレもどきのフリーをDLして何本か試してみた。でも僕がやりたいことにとっていちばん重要な「トレース」がどうしても弱い。やはり本家に勝るものなし…結局買ってしまった。

そんな経緯でこのアルバムの動画はイラストレーターを使ったクリップをふんだんに使った。
動画用のクリップ作りにはMotionというビヘイビア駆動型のアプリを使ってみた。複雑な動画はいきなりFinal Cutでやるよりもこっちの方が色々融通がきいた。

ほとんど使ったことのなかったソフトで新しい表現方法をあれこれ試行錯誤しながらの作業。
これまで2時間程度で完成させていた動画作りにとんでもなく時間がかかるようになった。しかも技術と経験が伴わなってないからなかなかイメージ通りのものができない。
しんどい。
でもすごく楽しい。

思えば最初の頃…2013年にホワイトアルバムで動画を作り始めたときは普通に自撮りしたものに音を合わせてただけだった。それだけのことでも「音だけ」よりは格段に良くなったと感じたし、動画にしたことでYouTubeのような動画サイトで公開できるようになった。YouTubeでのコメントやチャンネル登録者の増加を目の当たりにした時には、アウトプットを音だけから動画に切り替えた選択は正しかったと思えた。

レット・イット・ビーの時にグリーンスクリーンのクロマキーを覚えて表現の幅が一気に広がった。
バンドみたいな画を作ったり、背景を思いのままに操ったり。ただの「弾いてみた」動画とは全然違う画面になった。

そして今回。自前のベクターアートと融合させてCGアニメーションにトライした。

両親がアニメーターだった僕は子供の頃からアニメーション製作に興味があって、自分でも作ってみたいとずっと思っていた。
47歳にしてようやくその世界への第一歩を踏み出した感じ。
ちょっと遅すぎるか。

でもこの形式なら自分のスキルが上がればなんだってできる。 背景も含めて完全に「自由」だ。
僕がずっと長いこと目指していた「作品の形」ってのは、これだったのかもしれない。
もっと経験積んで、もっといいものを作りたい。
 

新たな発見

今回の製作過程で気が付いたこと一覧。
僕なりの解釈なので、違うところはあるかもしれないけど。

 

さて、お次は・・・

 

 
MAGICAL MYSTERY TOURのリミックスと動画作り。