Gibson Les Paul Traditional Plus Top 2012 spec (売却済)


Gibson Les Paul Traditional 2012
購入年月日2013年2月24日
購入価格¥171,300
購入場所イシバシ楽器 新宿店 (オンライン)


ビートルズ全曲宅録2周目の途上。WHITE ALBUMの録音中で、次はWhile My Guitar Gently Weepsという時。

どうしようもなくレスポールが欲しくなってしまった。

これまでも不定期に「レスポールが欲しい病」に冒されたことはあったのだが、こんなに強烈な発作は経験がない。
特に”While My〜”を意識したつもりはないんだけど…でもこの重症度はやっぱ「次の曲はストラトとかカジノじゃなくてレスポールで弾いとけ」という神様のお告げなのかもしれない。それに今回見送ったとしてもまた症状が再発することは間違いないだろうし、いつの日か我慢できなくて買ってしまうことになるのだろう。うん、これはいい機会に違いないのだ、という具合に自分の散財の動機付けを正当化させるともうすっかりその気になってしまった。

ひと言で「レスポール」と言っても種類は多々ある。中でもカスタムショップのHistoric Collectionと呼ばれるラインナップは厳選された材料で手間ひまかけて丁寧に作られているので木目や塗装はこれ以上ないくらい美しくて圧倒されるのだが、値段にも圧倒される。とても手が出せるシロモノではない。しかしどうせレスポールを持つならJr.とかStudioじゃなくてハムバッキングの乗った伝統的なルックスがいい。となるとStandardかTraditionalということになる。

2008以降のStandardは軽量化のためにボディの一部をくり抜いたチェンバード(セミホロウ)構造になっている。「本体が軽い分だけ鳴りが悪い」と言われることもあるが…弾いてみても正直よくわかんない。それよりも最近のStandardにはピックガードが付いてない。単なる見た目の問題でしかないのだが、僕にとってはそっちの方が気になる。その他ドラスティックに仕様が変わった2008年以降、それ以前のStandardを継承するという立ち位置でラインナップされたのがTraditional。ウェイト・リリーフ等、80~90年代のStandardの作りが継承されている。らしい。

ネックはちょっとファットな50’sとややスリムな60’sに大別される。手が小さいからスリムじゃないと弾きにくいという人もいる。僕は決して手が大きい方じゃないんだけど、ファットでも違和感なかった。

分厚いソリッドボディー故かビンテージの中古なんかは材料が枯れててものすごい良く鳴る。弾きこんだギターはそれなりに鳴って当然。逆に新品はボディーの鳴りが甘くなるのは必然。ってのはどのギターにも言えること。ただレスポールって、木が若くてもなんか鳴りが良い気がする。ネックというかローズウッドの指板がよく鳴ってる感じ。
最新版のTraditionalを何本か弾いてみて、これならどれを選んでもよさそうだなという感触を持った。
そうなるとあとは見た目と値段のバランスになる。しかし楽器屋の少ないこの街では選択肢がほとんど無い。

で、ネットであれこれ漁って辿り着いたのがこのHoney BurstのTraditional plus top。”plus top”というのはトップに使われているメイプル材がAA class figured …いわゆる「トラ目」の入った材料だということ。プレーン塗装のゴールドやブラックのトップではA classが使われてるので”plus top”とは呼ばない。違いはそれだけ。
レスポールのサンバーストといえば赤系のCherry Burstが王道。でもRickenbacker 4001C64が赤系のFiregloだし。今回はちょっと落ち着いた感じのがいいな〜と思ってた。実は色合い的にはIce Teaが俄然好みだった。でもあまりグッとくる個体がない。そんな中でこのHoney Burstに惹かれた。イシバシ楽器新宿店のwebページに掲載されいていた画像も「現物そのまま」という記載があったので安心。色目と同じくらい木目も重要だからねー。同じイシバシ楽器でも心斎橋店なんかは「画像はサンプルです」と書かれていてすこぶる印象が悪い。電子楽器と違って個体差のある生楽器なんだから、ネット販売ならちゃんと現品そものを載せるのは最低限必要でしょう。

「ネットでギター」…最初は抵抗あった。生楽器でそんなことはやってはいけないと思っていた。しかし前回のFGNで大当たりしたことで抵抗は無くなってしまった。店舗の潤沢な大都会近郊に住んでるなら店に行けばいい。でもそういうわけにいかない地方在住者にとって通販というのは非常にありがたい。選択の幅が格段に拡がるのだ。とは言え「現物に全く触れず」というのはもちろん不安。だから同モデルをいくつか触って個体差をある程度把握した上でそれを許容できるなら…というのが前提条件になる。前回のFGNがそうだったし、今回のLes Paulもそう。ネックが波打ってるとかオクターブピッチが調整しきれないといった致命傷は楽器として「不良品」なので、運悪くそういう個体にぶち当たったら対処してもらえばいい。そういう意味では同じ「ネット」でもオークションは博打だけど、メーカーとか大手販売店から買うならたいてい大丈夫だと思う。それにもともと僕は「直感」を信じて楽器を買うクチで、実は弾き比べたことってあまり無い。さんざん弾き比べたのはAntonio Sanchezのスパニッシュギターを買った時くらい。今持ってるストラトもカジノもRickenbacker 4001もHofnerも試奏はしたけどダメ出しはしなかった。僕は「自分のプレイスタイル」なんていう大仰なものは全く持ち合わせていないので、基本的に楽器のコンディションに合わせて弾く。弘法じゃないから筆を選ばない。

意気揚々と注文手続きを終えてあとは到着を待つばかり。
これが来たら”While My Guitar~”を完成させるんだ!
楽しみでならなかった。

しかし、ここでトラブルが。

注文した翌日、ショップから
「ご注文いただいたシリアルは既に販売済みでした」
という衝撃の連絡が…orz 販売後にサイトの更新を忘れていたんだそうな。
と同時に、同じモデルの代替品の提示があった。
出会いそこねてしまった感じはあったのだが、代替品の木目がもともと注文したものよりも良さそうな感じだった。
うん、これは実は瓢箪から駒かも。などと勝手に自分に都合のいいように解釈して、ショップから提案してもらった代替品で再注文することにした。

届いたものを弾いてみる。ちょっと弦高低いのでブリッジ調整。
よく音が伸びるじゃないか。ノイズも少ないし。
やっぱいいなぁ、レスポール。楽しくて仕方がない。いつまでも弾いていたい。

ちょっとわざとらしい杢目ではあるが、光のあたり方によって表情がガラリと変わるのが面白い。


 
2017年4月9日、これを下取りに出してStandard Historicに。80,000の値がついた。
そして138,000で売られていきましたとさ。よかったよかった。


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