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Yesterday – The Beatles

HELP !, The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1965 Northern Songs Ltd.
 

昨日
僕の苦悩は全て消え去ってしまったかのようだった
でもそうじゃなかった そのまま全部僕の中に残ってる
ああ 昨日のことを信じたい

 
ビートルズが1965年にリリースしたアルバムHELP !の13曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。アルバムは同年に公開されたビートルズにとって2本目の主演映画HELP ! (邦題:ヘルプ!4人はアイドル)のサウンドトラックアルバムだが、この曲は映画では使われていない。
ビートルズが初めて弦楽四重奏をバックにしたアコースティック・バラードで、数あるビートルズ・ナンバーの中で最も人気の高い作品のひとつ。和声進行、旋律、弦楽を使った編曲はロックバンドのそれらしからぬもので彼らにとって斬新かつ異質な作品だった。今や音楽の教科書に載るほどスタンダードな作品で、僕がビートルズの曲をビートルズの曲として初めて認識したのは中学校1年生の時の音楽の教科書にリコーダーの課題曲として載っていたこの曲だった。
ポールはこの曲が出来た経緯について
「夢の中でメロディが浮かんだんだ。起きてすぐあわててコードを探してスタジオで完成させた。あまりにも自然に浮かんできたものだから別の誰かの曲のメロディなんじゃないかと思ってみんなに聞かせて回ったけど、誰もこのメロディを知らないみたいだったから僕のオリジナル曲だと思ったんだ。」
と語っている。
起き抜けにメロディーが浮かんだので作曲当初に付けられたタイトルは「朝食」のイメージから「スクランブルド・エッグス」。
“Scrambled Eggs,oh my baby how I love your legs?"
という歌詞を約2週間後に
“Yesterday all my troubles seemed so far away"
と書き直し、歌詞の一節を取ってタイトルを「イエスタデイ」とした。
歌詞は「自分のもとを去った恋人を想う曲」という雰囲気だが、後にポールは「僕が14歳の時に乳癌で死去した母への想いを歌った曲」と言っている。
プロデューサーのジョージ・マーティンはこの曲を聴いてバンドアレンジではなくストリングス主体のバッキングを提案したがポールは「マントバーニーみたいにしたくない」と要望。そこで小さなセクション、ストリング・カルテットを使ってみることになった。
まずはポールがギターの伴奏だけでレコーディング。2テイク録音されて2テイク目が採用され、これにストリングカルテットの演奏をオーバーダビングして曲が完成した。
レコーディングで共演した弦楽四重奏団は既成のカルテットではなく臨時編成によるものでメンバーは
・トニー・ギルバート(1st vn)
・シドニー・サックス(2nd vn)
・ケネス・エセックス(va)
・フランシスコ・ガバーロ(vc)
レコーディングにはポール以外のメンバーは参加していないがコンサートではメンバー全員で演奏されることがほとんどで、その場合はポールがリードボーカルとベースを担当。またレコードに倣ってポールがひとりでステージに立ってアコースティック・ギターで弾き語りしたこともある。
世界中のミュージシャンに繰り返しカバーされておりビートルズ活動中の時点で既に1,000を超えるカバー・バージョンが存在した。現在では正確な数が確認困難である。世界で最も多くカバーされた曲としてギネスブックに認定されている。
1966年6月30日から7月2日にかけて日本武道館で開催された日本公演でもこの曲はセットリストに入っていた。ポールがこの曲を歌いだすと突然今まで彼らに向けられていた黄色い声援が止んだという。これはビートルズの公演では異例なことで、メンバー自身も「突然クラシックコンサートのステージに立ったみたいで緊張した(ジョン・レノン)」と驚いていた。ポールも「日本のファンはマナーを守って僕らの曲を聴いてくれるので好感が持てる」と話していた。
ビートルズ解散後もポールは本作をライブの定番とし続けている。2001年頃のインタビューで「いつもいつもYesterdayを求められて嫌にならないか?」と問われたポールはこう答えた。
「例えばローリング・ストーンズのライブに行ってSatisfactionが演奏されなかったら、『金返せ』って思うよね?」
ポールはウイングス時代、この曲と似たコード進行のアンサーソング「トゥモロウ」を作っている。


John Lennon (1966)
'Yesterday’ is Paul completely on his own, really. We just helped finishing off the ribbons 'round it, you know — tying it up.
 
「イエスタデイ」は完全にポールひとりで作った曲だ。本当さ。僕らは最後にパッケージにリボンをかけるのを手伝っただけだよ。

Paul McCartney (1968)
I just started playing it and this tune came, 'cuz that’s what happens. They just, sort of– they COME, you know. It just came and I couldn’t think of any words to it, so originally it was just, 'Scrambled Egg.’ It was called 'Scrambled Egg’ for a couple of months, until I thought of 'Yesterday.’ And that’s it. True story.
 
この曲は…なんていうか、自然に降りてきたんだ。曲は降りてきたんだけど歌詞は考えられなかった。だから最初は「スクランブルド・エッグ」って呼んでた。数か月後に歌詞を書いて「イエスタデイ」になった。そんなとこさ。

John Lennon (1980)
Paul wrote the lyrics to 'Yesterday.’ Although the lyrics don’t reslove into any sense, they’re good lines. They certainly work, you know what I mean? They’re good– but if you read the whole song, it doesn’t say anything; you don’t know what happened. She left and he wishes it were yesterday– that much you get– but it doesn’t really resolve. So, mine didn’t used to either. I have had so much accolade for 'Yesterday.’ That’s Paul’s song, and Paul’s baby. Well done. Beautiful– and I never wished I’d written it.
 
「イエスタデイ」の歌詞を書いたのはポールさ。詩としては決して完成されたものじゃないけど、でも悪くないよ。堅実な仕事だね。言ってる意味わかるかい?いい歌詞なんだけど、通して読むと何も訴えてない。何も起こってないんだ。彼女は行ってしまった。そして彼は彼女がいた昨日を切望してる…それが全てだよ。でもどこにも着地してない。僕じゃありえないことなんだ。この曲では僕もずいぶん褒めてもらったけどこれはポールの曲。ポールが産んだんだ。よくやった。美しい。そして「僕が書いたものならよかったのに」と思ったことは一度もないよ。

Paul McCartney (1984)
It fell out of bed. I had a piano by my bedside and I… must have dreamed it, because I tumbled out of bed and put my hands on the piano keys and I had a tune in my head. It was just all there, a complete thing. I couldn’t believe it. It came too easy. In fact, I didn’t believe I’d written it. I thought maybe I’d heard it before, it was some other tune, and I went around for weeks playing the chords of the song for people, asking them, 'Is this like something? I think I’ve written it.’ And people would say, 'No, it’s not like anything else, but it’s good.’
 
ベッドから起き上がって、すぐとなりにピアノがあったんだけど、僕は…多分夢だったんだろう。ベッドから起きて、手をピアノに置いて、頭に浮かんだ旋律を弾いてた。それは最初から最後まで完全に完成されたものだったんだ。信じられなかったよ。あまりにも簡単すぎる。実際のところ僕は自分が考えた曲だと思えなかった。きっとどこかで聴いた誰か他の人が作った曲なんだろうって思ってた。それから数週間、何人かの人に聴いてもらって「これ、何かの曲に似てる?」って聞いて回ったんだけどみんな「いや、似た曲はないよ。でもすごくいいね」って言うんだ。

Paul McCartney (1986)
The hits are always the ones you thought wouldn’t be hits, like 'Yesterday’ or 'Mull Of Kintyre.’ I didn’t want to put them out. We didn’t put 'Yesterday’ out in England, it was only here (America) that it was a single. We didn’t think it was going to be a good idea… so it’s crazy how it goes.
 
「イエスタデイ」とか「夢の旅人」とか、思いもよらない曲がヒットするものなんだね。僕は取り上げたくなかった。英国では「イエスタデイ」はシングルにしなかった。シングルになったのはここ(米国)だけさ。僕らはいい考えだとは思わなかった…だから結果にはびっくりしたよ。

Paul McCartney (1988)
We didn’t think it fitted our image. In fact, it was one of our most successful songs.
 
僕らのイメージには合わないとは思ったよ。でもいちばん売れたんだ。

Recording Data

Environment

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.2.2
Audio I/FRoland UA-55
 

Tr.1 :: A.Guitar

  • Headway HD-113 SE/STD
  • Channel EQ > Compressor > Limiter
  • Score / TAB

 

Tr.2 :: Violin 1

  • KONTAKT 5 – Violin Solo
  • Compressor

 

Tr.3 :: Violin 2

  • KONTAKT 5 – Violin Solo
  • Compressor

 

Tr.4 :: Viola

  • KONTAKT 5 – Viola Solo
  • Compressor

 

Tr.5 :: Cello

  • KONTAKT 5 – Cello Solo
  • Compressor

 


History

2016.03.31: version 2.1.1
2016.03.27: version 2.1
2011.05.24: version 2.0
2005.07.23: version 1.1
2002.11.02: version 1.0

Diary


 


Sources