Tomorrow Never Knows – The Beatles

REVOLVER, The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1966 Northern Songs Ltd.
 

心を無にして
流れに身を任せよ
それは死ではない
それは死ではない

 
ビートルズが1966年にリリースしたアルバムREVOLVERのラストナンバー。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはジョン・レノンの作品である。
アルバム収録曲の中で最高級の意欲作だ。

アルバムセッションの最初に録音された曲で、当初はMark I(マルコによる福音書1)という仮題が付けられていた。最終的なタイトルである”Tomorrow Never Knows”はGlen Campbellのヒット曲”Tomorrow Never Comes”にひっかけてリンゴがつけた。

ジョンはこの曲の到達点のイメージを「ダライ・ラマが山の頂上から説法しているような感じ」というところに置いていた。Joseph-Maurice Ravelの”Boléro”のように1コードで演奏(編曲によって部分的にBb/Cが入る)されたり、ボーカルをハモンドオルガン用のレズリースピーカーを通したりしているのはこうした意図を持ってのことである。効果音的に使われている音はポールがギターで作ったテープループで、スタジオではテープを鉛筆で引っ掛けながら再生ヘッドに当てて音を出したらしい。無作為な音のような印象があるが実は全てダイアトニックスケールに近い音になっており、かなり繊細に気を配って配置されたものだと思われる。全編通して鳴っているタンブーラは勿論ジョージのインド音楽への傾倒によるものでドローン(インド音楽的完全五度持続低音)が表現されている。

歌詞はティモシー・リアリーが「チベットの死者の書」をもとにして書いた”The Psychedelic Experience: A Manual Based on the Tibetan Book of the Dead (チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン)”に触発されたもの。
なおこの曲は英国ステレオLP、モノLP、米国ステレオLP、モノLP、さらに英国1stプレス・モノLPとバージョンがあるが全てミックスが違っている。


John Lennon (1968)
Often the backing I think of early-on never comes off. With ‘Tomorrow Never Knows’ I’d imagined in my head that in the background you would hear thousands of monks chanting. That was impractical, of course, and we did something different. It was a bit of a drag, and I didn’t really like it. I should have tried to get near my original idea, the monks singing. I realize now that was what I wanted.
 
最初に考えていた通りにならないのはよくあることさ。「トゥモロー・ネバー・ノウズ」は何千人もの坊さんが読経してるのをバックにやりたかった。でもそんなのは無理だってのはわかってたから違うやり方をしたんだ。ちょっと重たい感じでね。あまり好きにはなれなかったな。「僧の詠唱」っていうもともとのアイデアにトライしてみるべきだった。今あらためてそう思ったよ。

John Lennon (1972)
This was my first psychedelic song.
 
僕にとって初めてのサイケデリック・ソングだ。

John Lennon (1980)
That’s me in my ‘Tibetan Book of the Dead’ period. I took one of Ringo’s malapropisms as the title, to sort of take the edge off the heavy philosophical lyrics.
 
「チベットの死者の書」に熱中してた頃の曲だ。タイトルはリンゴの言い回しから拝借して、重たい哲学的な詩を揃えてみた。

Paul McCartney (1984)
That was one of Ringo’s malapropisms. John wrote the lyrics from Timothy Leary’s version of the ‘Tibetan Book of the Dead.’ It was a kind of Bible for all the psychedelic freaks. That was an LSD song. Probably the only one. People always thought ‘Lucy in the Sky with Diamonds’ was but it actually ‘wasn’t’ meant to say LSD.
 
「リンゴ語」のひとつだね。ジョンはティモシー・リアリーの「チベットの死者の書」から歌詞のアイデアを得たんだ。サイケデリック世代の聖書みたいなもんさ。多分僕らが書いた唯一のLSDソングだよ。皆は「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」がLSDソングだって言うけど、あれは断じて違う。LSDとは何の関係もない。

My Recording Data

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.2.4
Audio I/FRoland UA-55
 

Tr.1 :: Drums

  • KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter

 

Tr.2 :: Snare & Tom (Rim)

  • exs24 – Real ACO Drums
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
  • ABBEY ROAD 60S DRUMMERはリムショットのいい音が無いのでこれでサポート

 

Tr.3 :: Tambourine

  • Tambourine (Headless)
  • Channel EQ > Space D > Channel EQ

 

Tr.4 :: Bass

  • Rickenbacker 4001 C64 (front – 0)
  • Guitar Rig > Compressor
  • 3Fにカポ装着してラクさせてもらった

 

Tr.5 :: Guitar

  • Gibson Les Paul Traditional (treble – full)
  • Amp > Channel EQ > Exciter > Compressor > ADT

 

Tr.6 :: Loop 1

  • exs24 – Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
  • Fuzz Wah > Amp > Channel EQ > Compressor
  • カモメの鳴き声に似た音。ボトルネックでCから全音上へスライドさせた音を録音→アタック消去のためにフェードイン&フェードアウト処理→逆再生、という手順で作ったものが基本リージョン。これをexs24に配置して原曲のタイミングに合わせて音符を置く。

 

Tr.7 :: Loop 2

  • EVB3
  • Amp > Channel EQ
  • C一発の曲の中で部分的にBbを鳴らしているトラック。MIDIリージョンをオーディオで書き出してアタックを消すためにフェードイン&フェードアウト処理。単調なキーの曲に変化をつける効果があるパートだが逆に緊張感が損なわれて聴きやすくなりすぎてしまったかも。英国モノラル版にはこの音は入っていない(と思う)。

 

Tr.8 :: Loop 3

  • Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
  • Pitch Shift II > Pitch Shift II > Amp> Channel EQ > Compressor
  • 約1小節長のループ。Cから始まって約2小節の長さでハンマリング&プリングで前音を引っ掛けながらダイアトニックを1オクターブ下降していくフレーズを倍速逆再生。

 

Tr.9 :: Loop 4

  • Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
  • Pitch Shift II > Amp > Channel EQ > Tape Delay > Limiter > Sample Delay
  • 約2小節長のループ。Loop 3とほぼ同じフレーズでトップのCをレガート気味にして約4小節の長さで弾いたものを倍速逆再生。

 

Tr.10 :: Loop 5

  • Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
  • Pitch Shift II > Amp > Compressor > Amp Dsn > Chan EQ > Limiter
  • 約1小節長のループ。(EFのトリルからC) x2からのAbを倍速逆再生。

 

Tr.11 :: Feedback

  • Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
  • Pedalboard > PShift II > Amp Dsn
  • 間奏の後に登場するフィードバック音。ライン録音ではこういうのができないので別トラックに置いて音を作った。

 

Tr.10 :: Tambura

  • KONTAKT – Sitar Nation

 

Tr.11 :: Sitar

  • KONTAKT – Sitar Nation
  • Compressor > Exciter
  • Tamburaの高音サポート。隠し味程度の音量。

 

Tr.12 :: Piano

  • exs24 – YAMAHA Grand Piano
  • Channel EQ > Chorus > Exciter > Space D > Compressor

 


History

2016.08.14: version 2.1
2011.12.06: version 2.0
2003.03.09: version 1.0

Diary

 


Sources