I’ll Follow The Sun – The Beatles

BEATLES FOR SALE,The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1964 Northern Songs Ltd.

いつの日か
君は気づく
僕がいなくなったことに
明日は雨らしいから
僕は太陽を追っていく

いつの日か
君は知る
僕が特別だったことを
でも明日は雨らしいから
僕は太陽を追っていく

時が来た
愛しい人よ
僕は行かなくちゃいけない
友だちを失くすことになるけど
いつか君もわかるだろう

いつの日か
君は気づく
僕がいなくなったことに
明日は雨らしいから
僕は太陽を追っていく

明日は雨になるらしいから
僕は太陽を追っていく

時が来た
愛しい人よ
僕は行かなくちゃいけない
友だちを失くすことになるけど
いつか君もわかるだろう

いつの日か
君は気づく
僕がいなくなったことに
明日は雨らしいから
僕は太陽を追っていく

 
ビートルズが1964年にリリースしたアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の5曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。彼は「16歳頃に作った曲のひとつ」と言っている。

曲のキーはCだが歌入りと同時にドミナントが強調された構成に変化する。中間部でサブドミナントが登場して安定したかと思いきやいきなりそのマイナーに落とす…とノンダイアトニックが目まぐるしく登場する和声的にはかなり凝った構成だ。このように緊張感のある和声に対してその上に乗せられた旋律は素直で伸びやか。この対比がこの曲に独特の雰囲気を与えている。あまり知られている曲ではないが、聴いた瞬間にハッとさせられる。「隠れた名曲」と言えるかもしれない。

ドラムは入っていない。リズムガイドをしているパタパタという音はリンゴが自分の膝を叩いてる音なんだそうだ。

A nice one.

いい曲だ

ジョン・レノン(1972)

That’s Paul again. Can’t you tell? I mean– 'Tomorrow may rain so/ I’ll follow the sun.’ That’s another early McCartney, you know… written almost before the Beatles, I think. He had alot of stuff.

これもポールだ。「明日は雨かもしれない 僕は太陽を追っていく」…初期のマッカートニーの典型だね。ビートルズになる前に書いた曲だと思う。彼はたくさん作ってたんだ。

ジョン・レノン(1980)

I wrote that in my front parlour in Forthlin Road. I was about 16. There was a few from then– 'Thinking Of Linking,’ ever heard of that one? So 'I’ll Follow The Sun’ was one of those very early ones. I seem to remember writing it just after I’d had the flu… I remember standing in the parlour looking out through lace curtains of the window and writing that one. We had this hard R&B image in Liverpool, so I think songs like 'I’ll Follow The Sun,’ ballads like that, got pushed back to later.

フォースリンロードに面した部屋で書いた。当時僕は16歳でね。あと他に「シンキング・オブ・リンキング」ってのも作ったんだけど…聴いたことあるかい?そんなわけで「アイル・フォロー・ザ・サン」は僕にとってはほんとうに最初の頃の曲のひとつなんだ。たしか病み上がり間もない時に部屋からレースのカーテン越しに外を眺めて書いたような、そんな記憶がある。でもその頃僕らはリバプールでハードなリズム・アンド・ブルースをやってたから、「アイル・フォロー・ザ・サン」みたいなバラードは後回しにしたのさ。

ポール・マッカートニー(1988)

Environment

Musical Score

History

2023.04.24: version 2.2
2015.12.10: version 2.1
2011.03.24: version 2.0
2002.09.28: version 1.0

Diary


 


Sources