AppleTV (2G) は想像以上に快適だ

Apple, iPod / iPhone / iPad

Apple_TV_2nd_Generation

初代を持っているというのに…買ってしまった。

Apple TV (第二世代)

初代から乗り換える理由

初代と第二世代のハードウェア的な違いは「内部にHDDを持ってない」ということ。これ故に小型で静かで発熱も(おそらく)少ない。
とはいうものの、大きさで言えば初代だってビデオに比べれば遥かに小さいし、音だって気にならないレベルだった。まぁ熱はちょっと心配になるくらい熱くなることはあったけど、熱暴走でどうにもならなくなるような代物でもなかった。

それなりに魅力を感じて購入した初代AppleTV。「Mac上、ネット上のコンテンツをリビングのテレビ画面で」というコンセプトは自分的には賛同できるものだった。しかし…長続きしなかった。

なぜだろう?

一番の要因は「AppleTV用のコンテンツをMacで作って、同期させなければならない」という作業が煩わしく思えたせいだったのかもしれない。写真、音楽、動画。どれもMacにそこそこの量をためこんでいるがこれらすべてをAppleTVに送るにはAppleTV側の容量が160GBあっても足りない。そうなると取捨選択する作業がどうしても発生してしまう。特に容量を食うのが1本2GB程度になる「映画」で、これこそテレビで一番観たいコンテンツだというのに…選んで切り落とさねばならない。しかも転送に時間が掛かる。子供が生まれたと同時に日常生活でテレビと接する時間が激減しているのに、そのテレビに向けてわざわざコンテンツを用意するというのは自分的にどうも無理があったのだ。

しばらくしてテレビ下からAppleTVは撤去された。こいつは自分の生活にマッチさせるために「作業が必要なガジェット」で、その作業を続ける意欲が継続しなかったのだ。

“AirPlay”の衝撃

airplay1AppleTVを引っ込めたものの、PC上のコンテンツをテレビで共有するという思想を否定したわけじゃない。あくまで方法論の問題なのだ。そこに登場した今回のAppleTV。AirPlayという新機能に心を動かされた。これを使えばMacをホストとしてiTunesの中にある全コンテンツにアクセスできるらしいのだ。ホストのMacに溜めておいた映画をディスクメディアに頼らずリモコン操作だけで次々と観られる環境というのは映画好きの身にとっては夢のような世界。iTunesだけでなくiPhotoのライブラリにもアクセスできるので写真も特にAppleTV用にコンテンツを作らずともいい。
実際に試してみると、iTunes内にある自作のムービーやリップした自前のDVDを簡単にテレビで楽しめるというのは想像を遥かに超えた快適さだ。ネットワーク経由なので長編映画のチャプター移動を縦横無尽にサクサクと…というわけにはいかないが、普通に鑑賞する分には全くストレス無し。

なお、iTunes, iPhotoのコンテンツにアクセスするためには「ホームシェアリング」の機能をONにする必要がある。

iPad, iPhoneとの連携はさらに手軽

airplayホストマシンとの連携だけでも快適なAirPlay。iPad、iPhone持ちには更に嬉しいことがある。iPad/iPhoneで表示してるコンテンツが即座にAppleTVに送れるのだ (まぁ小生のiPhoneは3Gなので非対応なのだが…iPhone4なら撮った写真や動画を即座に大画面で共有できるのだろう)。
ネットワーク内にAirPlay対応の機器がある場合にiPad/iPhoneの画面にアイコンが表示される。ここをタップするだけでコンテンツがAppleTV経由で表示されるのだ。ホームシェアリングの設定も不要というお手軽さ。これまでならパソコンやiPadの画面を覗いてもらうしかなかったコンテンツをここまで簡単にテレビに映して共有できるというソリューションは見事というほかない。家族に写真や動画を披露する時、パソコンの前に呼んで見てもらうのとテレビに映して鑑賞するのとでは「共有」のレベルが全く違う。
初代AppleTVでももちろんこういうことは可能だが、コンテンツ作成から共有までには手数が必要だった。例えばiPhoneで撮影した写真をテレビに映そうとした場合、初代では写真をMacに取り込んでAppleTVに送るという作業が必要だが、第2世代なら全く追加作業なしに撮影したら即座にテレビに映すことができる(繰り返しになるが、小生の3Gでは×。動画も撮れないし)。

インターネット上のコンテンツ再生

internet_contentsインターネット上の動画・画像コンテンツであるYouTube, Flickr, そしてMobilemeのギャラリーにアクセスできる。ここは初代と同じだ。

価格の衝撃

iTunesのムービーが無尽蔵に再生できて、iPhotoのライブラリも全て表示できて、YouTubeやFlickrにもアクセスできる。リビングの革命児とも思えるこの製品の価格が僅か¥8,800…iPod nanoよりも安価とは驚きだ。考えてみればAirMac ExpressにHDMIの付けてルーター機能を取っ払った的な感じなのでまぁこんなものなのかもしれないが、初代が¥50,000くらいしていたことを思えばとてもとても同じ製品群だとは思えない値付けだ。

ちょっと設定が必要な項目

iPhotoライブラリの「動画」を観るには

  • iTunesの「詳細」メニュー → 共有する写真を選択
    iphotoshare1
  • 「ビデオを含める」にチェックを入れる
    iphotoshare2
  • 但しAppleTVで再生できるのはmpeg-4か.H264のファイルのみ。動画の形式はiPhotoで動画を選んで「情報を見る」で確認できる。
    h264_ok mpeg-4_ok

 

YouTubeアカウントの「お気に入り」を観るには

  • PCからブラウザを開いてYouTubeの「アカウント」設定で「アクティビティの共有」のうち「お気に入り」関連をオンにしておく。
    youtube_setting
  • AppleTV側のYouTubeの設定でアカウントを入力すると自分の「お気に入り」を共有できる。現時点で共有できるのは「お気に入り」だけのようだ。「再生チャンネル」と「マイムービー」はぜひとも共有したいのだが…。
    アカウントの入力やキーワード検索等、キーボード入力が必要な作業をAppleTV付属のリモコンでやるのは煩わしい。iPhone持ちならばアプリのRemoteを使うべし。これなら日本語入力もできる。
    remote

うちはテレビが1台なのでこれ以上必要ないが、複数台あったらその分だけ買ってしまいそう。それくらい魅力的な性能と価格を持った製品だと思う。